国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 太刀〈銘友成作/〉
ふりがな たち〈めいともなりさく〉
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 平安
年代
西暦
作者 友成
寸法・重量 身長79.4 反り3.0 元幅3.0 先幅1.9 鋒長2.9 茎長19.7 (㎝)
品質・形状 鎬造、庵棟、越反り高く踏張りあり。鋒中。鍛小板目肌よく約み、地沸細かにつき、乱映りかすかに立つ。刃文、浅く湾れごころの中直刃に小乱交じり、小丁子足よく入り、表に大きく腰刃を焼き、総体に匂口締まりごころに小沸よくつく。帽子は湾れて先小丸。表裏に棒樋を掻き流す。茎生ぶ。先入山形、鑢浅い勝手下がり、目釘孔二、中一つ銅埋め、目釘孔の上平らに大振りの三字銘。
ト書
画賛・奥書・銘文等 「友成作」
伝来・その他参考となるべき事項 『厳島図会』:「平宗盛公太刀」
社伝では、能登守平教経佩刀で、神社へ奉納。
指定番号(登録番号) 00088
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1914.04.17(大正3.04.17)
国宝指定年月日 1952.11.22(昭和27.11.22)
追加年月日
所在都道府県 広島県
所在地
保管施設の名称
所有者名 厳島神社
管理団体・管理責任者名

解説文:
古備前友成の作。友成は永延の頃から鎌倉時代にかけて同名数工あったと思われる。本太刀は刃文が古備前の特徴である小乱れではなく、直刃を主調として匂口がやや締まった出来であり、友成の中ではやや時代が下がるものと考えられる。
保存がよく、地刃の出来が優れている。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし