国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 犍陀穀糸袈裟
ふりがな けんだこくしけさ
地図表示▶ 解説表示▶
員数 1領
種別 工芸品
中国
時代
年代
西暦
作者
寸法・重量 縦115.7 横272.7  (㎝)
品質・形状 長方形、七条に作り、田相部は数色の絹糸を用いて層雲文を綴織で表す。条葉および縁は、茶地輪宝羯磨文固地綾を、条葉裏の所々は縹地唐花文綾地綾を用いる。袈裟の裏地には紫地唐花文綾地綾を五幅に仕立て、黄、縹を主色とするものと、白紫の二種類の角打の輪形を設ける。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00126
枝番 02
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1953.11.14(昭和28.11.14)
国宝指定年月日 1953.11.14(昭和28.11.14)
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地 京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527
保管施設の名称 京都国立博物館
所有者名 宗教法人教王護国寺
管理団体・管理責任者名

地図表示
解説文:
空海がその師恵果阿闍梨から伝領したと伝えられるもので、国宝「海賦蒔絵袈裟箱」に納められていたことが『養和二年後七日御修法記』に記される。
 現存の条葉と縁の綾は当初のものと見られるが、裏地は後補である。袈裟の名称については、『東宝記』などに諸説があるが未だ定説を見ない。
 袈裟の田相部の綴織、横被の大花文綾は唐代染織の様相を伝えるものとして、また弘法大師将来の資料としても貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし