国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 太刀〈銘康次/〉
ふりがな たち〈めいやすつぐ〉
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者 康次
寸法・重量 身長85.7 反り3.5 元幅3.6 先幅2.5 鋒長3.8 茎長25.0 (㎝)
品質・形状 鎬造、庵棟、身幅広く中鋒、腰反高く踏張りあり。鍛えは小板目杢交じり、所々に墨肌地斑交じり、地沸つき、地斑映り立つ。刃文表は乱に丁子交じり、足葉よく入り、裏小乱足葉頻りに入り、中程上ほとんど二重刃となり、表裏とも小沸よくつき、所々に金筋かかる。帽子乱込み焼詰め、裏は二重のこころあり。彫物表二筋樋角止、腰に梵字、下に角止の剣形の櫃の中に梵字と倶利伽羅を、裏に棒樋に添樋、角止、棒樋の腰に素剣を浮彫にし、腰平らに毛彫の立不動を添えているが、表裏の添彫は後刻であろう。茎生ぶ、先栗尻、反りつき、鑢目大筋違、目釘孔一、佩裏目釘孔の下に太鏨大振りの二字銘。
ト書
画賛・奥書・銘文等 「康次」
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00165
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日 1931.12.14(昭和6.12.14)
国宝指定年月日 1955.02.02(昭和30.02.02)
追加年月日
所在都道府県 岐阜県
所在地
保管施設の名称
所有者名 宗教法人崇教真光
管理団体・管理責任者名

解説文:
青江派の中でも最も長寸で、身幅が広く、豪壮な姿の太刀である。刃文も大小模様を入り交ぜた華やかなものである。本太刀は足利義昭が島津義久に送ったもので、長く薩摩の島津家に伝わった。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定
  一つ書 なし
  添付ファイル なし