国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
木造薬師如来及両脇侍像(薬師堂安置)
ふりがな
:
もくぞうやくしにょらいおよびりょうきょうじぞう
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員数
:
3躯
種別
:
彫刻
国
:
日本
時代
:
平安
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03254
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1970.05.25(昭和45.05.25)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
大阪府
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
勝尾寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
三躯ともに像身から台座の蓮肉、葺軸【ふきじく】、心棒などまでを含めて檜の一材から丸彫りしたもので、中尊のうず高い螺髪の下の森厳な面相と厚い膝、脇侍の幅の広い短小な体躯と頂を花形にたばねた髻【もとどり】、また各台座の丈高い蓮肉に十二方三段に葺かれる挿蓮弁の形成など、平安時代も早いころの様風をよくのこしている。しかし一見豪放に見えながら、思いのほか肉取りに抑揚が少なく、彫り口もおとなしくなっている点が注意され、本三尊の製作は九世紀末ないし十世紀初頭ごろに位置づけるのが妥当のようである。ともあれ、平安前期の遺像中異色ある作品で、この地方で最も注目すべき古像といえる。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
三躯ともに像身から台座の蓮肉、葺軸【ふきじく】、心棒などまでを含めて檜の一材から丸彫りしたもので、中尊のうず高い螺髪の下の森厳な面相と厚い膝、脇侍の幅の広い短小な体躯と頂を花形にたばねた髻【もとどり】、また各台座の丈高い蓮肉に十二方三段に葺かれる挿蓮弁の形成など、平安時代も早いころの様風をよくのこしている。しかし一見豪放に見えながら、思いのほか肉取りに抑揚が少なく、彫り口もおとなしくなっている点が注意され、本三尊の製作は九世紀末ないし十世紀初頭ごろに位置づけるのが妥当のようである。ともあれ、平安前期の遺像中異色ある作品で、この地方で最も注目すべき古像といえる。