国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
木造千手観音立像
ふりがな
:
もくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう
解説表示▶
員数
:
1躯
種別
:
彫刻
国
:
日本
時代
:
平安
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03368
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1982.06.05(昭和57.06.05)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
和歌山県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
補陀洛山寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
補陀洛山寺の本尊として安置される等身の三面千手観音像で、左右の脇面が共に瞋怒の形相に作られている。頭躰幹部は足〓を含め一材製として躰部のみ背面より内刳りを行い、左右各一材から彫成した前列より七・七・六段の脇手及び合掌手上膊を肩口に蟻〓を用いて取付ける。材に木目の荒い桧を選び、素地仕上げとする。
頬の膨らみが強く口唇と顎の突き出た顔立ちと、膝前をわたる天衣に裳の結び紐を懸ける服装、それに、肩の張った光背、薄く幅広い台座など、形制の一部に古様を伝えるが、本面と両脇面にみる一種アクの強い彫りくちや、躰躯の自然な抑揚を伴った肉付けから、十二世紀の製作と考えられる。
光背に弘治二年(一五五六)の修理銘があるが、頭上面と脇手、光背、台座まで、当初のままに、ほぼ完存している。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
補陀洛山寺の本尊として安置される等身の三面千手観音像で、左右の脇面が共に瞋怒の形相に作られている。頭躰幹部は足〓を含め一材製として躰部のみ背面より内刳りを行い、左右各一材から彫成した前列より七・七・六段の脇手及び合掌手上膊を肩口に蟻〓を用いて取付ける。材に木目の荒い桧を選び、素地仕上げとする。 頬の膨らみが強く口唇と顎の突き出た顔立ちと、膝前をわたる天衣に裳の結び紐を懸ける服装、それに、肩の張った光背、薄く幅広い台座など、形制の一部に古様を伝えるが、本面と両脇面にみる一種アクの強い彫りくちや、躰躯の自然な抑揚を伴った肉付けから、十二世紀の製作と考えられる。 光背に弘治二年(一五五六)の修理銘があるが、頭上面と脇手、光背、台座まで、当初のままに、ほぼ完存している。