国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 太刀〈銘豊後国行平作/〉
ふりがな たち〈めいぶんごのくにゆきひらさく〉
太刀 銘豊後国行平作
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代
西暦
作者 豊後国行平
寸法・重量 長65.7㎝ 反2.1㎝ 元幅2.9㎝ 先幅1.9㎝ 茎長17.4㎝
品質・形状 鎬造、庵棟、小鋒、腰反り高く踏張りつきの細身、やや寸の短い太刀である。生ぶ茎、先栗尻、鑢目浅い勝手下がり、目釘孔一。(鍛)板目肌総体に柾がかかり、物打から上はほとんど柾目肌状となり、地沸つく。総体に白けごころとなる。(刃文)直刃調、小互の目に小乱交じり、足入り、上半匂口がうるみ、砂流しかかる。鎺上で焼き落とす。帽子刃は焼浅く、先丸く返る。(彫物)佩表の鎺上に倶利伽羅竜、棒樋、銅裏の腰に梵字と鎺上に桜を彫る。
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 01169
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1941.07.03(昭和16.07.03)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京国立博物館文化庁分室 東京都台東区上野公園13-9
保管施設の名称 東京国立博物館文化庁分室
所有者名 国(文化庁)
管理団体・管理責任者名
太刀 銘豊後国行平作
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解説文:
細身で腰反りのある優美な姿の太刀で、小板目に柾を交えた鍛、匂口のうるみごころの直刃、小乱を焼き、大きく焼落しをみせた地刃は、鎌倉時代初期の豊後国【ぶんごのくに】(大分県)の刀工のうちでも名工といいうる行平【ゆきひら】の優品で、きわめて格調高い作風をあらわしている。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし