国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
刀〈銘於南紀重国造之/〉
ふりがな
:
かたな〈めいなんきにてしげくにこれをつくる〉
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員数
:
1口
種別
:
工芸品
国
:
日本
時代
:
江戸
年代
:
西暦
:
作者
:
南紀重国
寸法・重量
:
身長73.0 反2.4 鋒長4.2 茎長19.8 (㎝)
品質・形状
:
鎬造、庵棟、やや反り高く、中鋒延びこころとなる。鍛小板目肌最もよく約み、地沸よくつき冴える。刃文浅く湾れて小互の目交じり、匂深く沸よくつき足入り、僅かに砂流かかり、金筋ところどころに、総体に匂口明るく冴える。帽子僅かに乱れ込み、先小丸。彫りもの表裏に棒樋、丸留。茎生ぶ、先浅い栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
表棟寄りに銘がある。
伝来・その他参考となるべき事項
:
紀州徳川家伝来
指定番号(登録番号)
:
01836
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1959.12.18(昭和34.12.18)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
台東区上野公園13-9
保管施設の名称
:
東京国立博物館
所有者名
:
文化庁
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
南紀重国の傑作である。初代重国は、文殊四郎、のち九郎三郎といい、駿府において徳川家康に仕え、のち紀伊徳川家の抱え工となる。重国の作風には郷の義弘に私淑した豪壮華麗な作と、伝統的な大和尻懸風の出来との両様があるが、この刀は前者である。 本作は、幅の広い刀身に鍛えも精錬で刃文は匂深く、地刃の出来がすぐれ、健全である。紀州徳川家に伝来し、幕末期に大阪において紀伊中納言茂承より将軍家に献上されたものとされる。伝来確かな新刀の優品であり、かつ保存状態もよい貴重な遺品である。