国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 鰐口
ふりがな わにぐち
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員数 1口
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉
年代 文永10
西暦 1274
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書 浄福寺金口、文永十年十一月日の銘がある
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02237
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1968.04.25(昭和43.04.25)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 京都府
所在地
保管施設の名称
所有者名 西教寺
管理団体・管理責任者名

解説文:
 鰐口は神社仏閣の堂前の廂の下にかけられ打ち鳴らされるもので、金鼓とも呼ばれている。ここにあげた二口は、共に鎌倉時代の大形の部類に属するもので、その形姿、特徴は、対照的である。
 前者は、肩が厚く角が強く張り、面は甲盛りが低く、八葉複弁の撞座【つきざ】だけを肉高に鋳出した豪壮な形姿で、その銘文中に「鰐口」と刻銘された初見例でもあって、貴重な資料である。
 後者は、肩が中央に高く鎬【しのぎ】が立ち、面は豊かに甲盛りがつき、八葉複弁の撞座を中心に二条の圏線を三か所に、耳は片面出しで、総体に技巧に富んだ大作で、右肩に「浄福寺金口 文永十年云云」の刻銘があり、総体の形姿のよい鎌倉時代(文永十年-一二七三)の典型的な優作である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし