国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 延喜式(九條家本)
ふりがな えんぎしき
紙本墨書延喜式
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員数 27巻
種別 書跡・典籍
日本
時代 平安
年代
西暦
作者
寸法・重量 (第一巻)縦 29.6cm 全長9.45m 紙数 23紙
品質・形状
ト書 内二十四巻紙背文書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 00268
枝番 00
国宝・重文区分 国宝
重文指定年月日
国宝指定年月日 1981.06.09(昭和56.06.09)
追加年月日
所在都道府県 東京都
所在地 東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9
保管施設の名称 東京国立博物館
所有者名 独立行政法人国立文化財機構
管理団体・管理責任者名
紙本墨書延喜式
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解説文:
 延喜式(五十巻)は、醍醐天皇の勅を奉じ、藤原忠平等が弘仁・貞観の二式を集大成し、延長五年(九二七)撰進したもので、奈良・平安時代の国家制度を知る根本法典とされている。この九條家本は、摂関家であった九条家に伝来した古写本で、途中に欠巻はあるが神祇式から内膳司式に至る二十七巻を存し、まとまった古鈔本としては現存最古本である。本文の体裁は必ずしも同一でなく、筆跡も分かれ、巻第七のように重複した巻次もあるが、ほぼ同時代の成立と認められる。ほぼ全巻に亙って加えられた朱墨の仮名は、平安・鎌倉時代の読法を伝えて国語学上にも貴重である。紙背の文書は、康保三年(九六六)から承保元年(一〇七四)に至るおよそ百八十九通で、寛弘元年讃岐国戸籍、上野国交替実録帳、康保三年清胤王書状など伝来稀有な文書が多く、平安時代の史料として学術的価値が高く、名家筆跡も含まれている。
 附の一巻は、延喜式(京職式)に定める京程に左京、宮城以下の諸図を加えたもので、南北朝時代の書写であるがその内容は平安時代における左右京、大内裏、内裏等の姿を伝えている。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定
  一つ書 なし
  添付ファイル なし