国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 蘇悉地羯羅経
ふりがな そしつじからきょう
地図表示▶ 解説表示▶
員数
種別 書跡・典籍
日本
時代 奈良~平安
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書 寛弘五年、治安三年、承保元年天仁元年加点朱白書奥書(勧修寺大経蔵伝来)
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 02399
枝番 03
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1982.06.05(昭和57.06.05)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 和歌山県
所在地 和歌山県伊都郡高野町大字高野山132
保管施設の名称 高野山学園
所有者名 高野山学園
管理団体・管理責任者名

地図表示
解説文:
 これら三種の写経は、もと京都の勧修寺大蔵経のうちとして伝来したもので、いずれも書写奥書はないが、『大〓盧遮那経』は奈良末期の写経、『金剛頂経』は平安中期の写経、『蘇悉地経』は奈良中期の写経である。これら三経には文中に平安時代にほどこされた白・朱などの訓点や註記が多い。そのうち『大〓盧遮那経』の白訓点は平安初期の第二群点(南都喜多院点)の変種とみられ、従来未見の珍しい訓点である。『金剛頂経』の朱点は治安年間と長元六年(一〇三三)加点の仁和寺円堂点とみられる。『蘇悉地経』には角筆点を含む七種の訓点が認められる。それらのうち最古は長保頃の薄い白訓点で、最も下るのは天仁元年(一一〇八)加点の朱点で、これらは総じて仁和寺を中心としたものである。これら訓点は国語史資料として価値が高い。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし