記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
 主情報
名称 阿刀神楽
ふりがな あとかぐら
阿刀神楽(恵比寿舞)
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種別1 民俗芸能
種別2 神楽
その他参考となるべき事項
選択番号 1
選択年月日 1980.12.12(昭和55.12.12)
追加年月日
選択基準1
選択基準2
選択基準3
所在都道府県、地域 広島県
所在地
保護団体名 阿刀神楽保存会
阿刀神楽(恵比寿舞)
写真一覧
解説文:
 阿刀神楽は採物神楽の一つで約七メートル四方に四本の支柱で櫓を組み、約一・五メートルの高さの所に板を張り、その上に莚を敷いた舞台で舞われる。舞台の上方には中央に一つ、その周囲に八つの天蓋が吊される。現在「蛇の口開け」「湯立舞」「所望分け」「将軍」など十二番の神楽が伝えられ、大太鼓・笛・鉦の囃子で演じられる。この神楽の特色は、「所望分け」と「将軍」にみられる。「所望分け」はいわゆる五郎王子神楽または五行神楽と言われるもので、五人の王子による神の財産分配をめぐって争う次第を神楽で白ゆう、薙刀舞、荒神、八つ花、五刀、五郎道行き、合戦の七部に分かれる大曲として舞われる。「将軍」は神楽の最終場面で鎧に身を固めた一人の舞人が舞台の天蓋に吊した米袋を射ると同時に神がかりするもので、別名を「死に入り」ともいい、かつては託宣も行なわれた。
 地方的特色が顕著なものとして貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  添付ファイル なし