国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
久留倍官衙遺跡
ふりがな
:
くるべかんがいせき
近景(北東上空から)
写真一覧▶
地図表示▶
詳細解説表示▶
種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
111
特別区分
:
特別以外
指定年月日
:
2006.07.28(平成18.07.28)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
三重県
所在地(市区町村)
:
四日市市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
近景(北東上空から)
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
近景(北東上空から)
正倉SB400(東から)
写真一覧
近景(北東上空から)
写真一覧
正倉SB400(東から)
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
詳細解説
四日市市内の北部、丘陵の東先端部に位置する古代の官衙遺跡。多数の掘立柱建物を検出した。検出した遺構は大きくⅠ期からⅢ期に分けられ、Ⅰ期は正殿、脇殿等を整然と配置する政庁、Ⅱ期は長大な東西棟建物群、Ⅲ期は倉庫群からなる正倉院と、時期により異なった性格を示す。また、これらの遺構群は全て東を正面とする点が特徴となる。その他、丘陵の北東斜面部にも同様にⅠ〜Ⅲ期の変遷をたどる掘立柱建物群があり、館や厨としての機能が想定できる。 久留倍官衙遺跡は官衙の政庁や正倉院等が時期ごとに場所を違えて展開するもので、古代伊勢国朝明郡衙跡である可能性が高い。壬申の乱の際に大海人皇子(後の天武天皇)が朝明郡に立ち寄ったことが知られており、それとの関係も注目される。 久留倍官衙遺跡は官衙遺跡をその規模、配置等が明確な形で検出し、政庁、正倉院等が明瞭に把握できる点で貴重である。これは、古代国家の地方支配体制を具体的に示すものとしてきわめて重要である。