国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
志賀高原石の湯のゲンジボタル生息地
ふりがな
:
しがこうげんいしのゆのげんじぼたるせいそくち
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種別1
:
天然記念物
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
158721.09 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
36
特別区分
:
特別以外
指定年月日
:
2008.03.28(平成20.03.28)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
2017.10.13(平成29.10.13)
指定基準
:
(二)特有の産ではないが、日本著名の動物としてその保存を必要とするもの及びその棲息地
所在都道府県
:
長野県
所在地(市区町村)
:
下高井郡山ノ内町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
長野県山ノ内町のゲンジボタルの生息する石の湯一帯は、火山性の高原地帯である。石の湯周辺は約25万年前に活動した志賀火山の溶岩が川(角間川)をせき止めてできた湖の中心に当たる。このせき止め湖には厚さ50mほどの土砂が堆積した。その後、角間川の浸食がすすみ湖は干上がり湖底が顔を出す。角間川に流れ込む岩倉沢川の水は、志賀山の西部山地にしみこんだ雨水や雪解け水が岩倉沢川に湧きだしたものである。また岩倉沢川沿いの3箇所では温泉水が流入し、河川水の水温を高めている。石の湯のゲンジボタルは、昭和57年から三石暉弥氏と長野西高等学校生物班により詳しい調査がなされている。この調査に拠れば石の湯のゲンジボタル生息地の最大の特徴は高標高地であり、湧出する温泉水に依存している点である。標高は1,580〜1,620mと高く、文献上での最高標高地点である山梨県富士河口湖町、忍野村の840mを大きく上回る。二つめはホタルの発生期間が長いことである。他の生息地の発生期間が1ヶ月程度なのと比べ平均3ヶ月以上と長く、時には5ヶ月に及んだこともある。この他にも成虫の寿命が長い、明滅周期が長いなど他の生息地にない多くの特徴を持っており、ホタルの生息地として重要である。