国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
竹田の阿蘇火砕流堆積物
ふりがな
:
たけたのあそかさいりゅうたいせきぶつ
近景
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種別1
:
天然記念物
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
62575.69 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
特別区分
:
指定年月日
:
2011.09.21(平成23.09.21)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
(一)岩石、鉱物及び化石の産出状態,(十)硫気孔及び火山活動によるもの
所在都道府県
:
大分県
所在地(市区町村)
:
大分県竹田市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
近景
解説文:
詳細解説
阿蘇火山は、現在も活動中の世界有数のカルデラ火山である。火山活動は約30万年前の阿蘇1火砕流から、約9万年前の阿蘇4火砕流までの間に火砕流を主とする4回の大噴火を起こし、大カルデラを形成した。大分県竹田市では,阿蘇火山のこの4回の火砕流堆積物全てが観察できる。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
近景
稲葉川と白滝川合流地点周辺
三日月岩周辺
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近景
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稲葉川と白滝川合流地点周辺
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三日月岩周辺
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解説文
阿蘇火山は、現在も活動中の世界有数のカルデラ火山である。火山活動は約30万年前の阿蘇1火砕流から、約9万年前の阿蘇4火砕流までの間に火砕流を主とする4回の大噴火を起こし、大カルデラを形成した。大分県竹田市では,阿蘇火山のこの4回の火砕流堆積物全てが観察できる。
詳細解説▶
詳細解説
大分県竹田市は,一級河川大野川の支流稲葉川沿いに展開する,近世城郭としてまた,滝廉太郎の荒城の月の舞台としても著名な岡城の城下町である。 阿蘇火山は、九州の中部にある世界有数のカルデラ火山である。カルデラの大きさは南北約25km、東西約18km、面積は約380平方キロメートルあり、現在もカルデラのほぼ中央に位置する中岳が活動中である。阿蘇山は約30万年前の阿蘇-1火砕流の噴出で始まり、約9万年前の阿蘇-4火砕流までの間に4回の火砕流を流出する大噴火により、現在の阿蘇火山を象徴する大カルデラができた。火砕流堆積物のうち特に溶結凝灰岩は、石材として利用され、城の石垣、石橋、磨崖仏,石棺など九州の歴史と暮らしを語る上でも欠くことができない。 阿蘇火砕流堆積物は,当時の九州全域を覆い地形を平滑化した。岡城は,南北を稲葉川と玉来川に挟まれた平坦面上に位置するが,この平坦面は阿蘇3火砕流堆積物の堆積した面であり,岡城の石垣も阿蘇火砕流堆積物の溶結凝灰岩を利用している。このように阿蘇火砕流堆積物は,石材としての重要性に加え,九州の地形形成にも大きな影響を与えている。こうした重要性をもつ阿蘇-1~阿蘇-4の全ての火砕流堆積物が観察できるのは,竹田地域だけである。 竹田市挟田の、稲葉川左岸の旧国道トンネル横の露頭では、稲葉川に沿った大きな崖に露出した阿蘇火山起源の複数の火砕流堆積物が観察できる。 崖最下部には,阿蘇1火砕流が分布し,上位に向かいレンズ状に,古土壌と久住火山起源のKm火山灰(厚さ約1メートル)を挟んで,阿蘇-2火山灰の軽石とスコリア層,阿蘇-2火災流堆積後に降り積もった火山灰層(厚さ7.5メートル)が重なり,崖の左手から右手にかけて阿蘇-3火砕流堆積物(厚さ最大70メートル)が重なる。阿蘇-3火砕流は,デイサイト質軽石流からなる下位の阿蘇-3Aと,上位に向かって溶結の度合いが高くなる阿蘇-3Bの二つのユニット分けられる。さらに崖の右手から稲葉川の河床にかけては,阿蘇-4火砕流堆積物の強溶結凝灰岩が分布する。 また,稲葉川上流の飛田川付近の河床では,阿蘇-1火砕流の識別に欠かせない阿蘇-1時期の火山灰層の上位に,阿蘇-1火砕流堆積物の溶結凝灰岩が重なる地層が観察される。 さらに,指定予定地の稲葉川の河床には,広く阿蘇-4火砕流堆積物の強溶結凝灰岩が露出するが,ことに稲葉川と玉来川の合流点付近では,河床にみごとな甌穴が発達する。 竹田市周辺では,火山国日本を代表する阿蘇火山の火砕流堆積物の全てを狭い範囲で観察することができる。天然記念物に指定し,保護を図ろうとするものである。