国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
尾張国分寺跡
ふりがな
:
おわりこくぶんじあと
金堂跡北西隅基壇
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
4
特別区分
:
特別以外
指定年月日
:
2012.01.24(平成24.01.24)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
三.社寺の跡又は旧境内その他祭祀信仰に関する遺跡
所在都道府県
:
愛知県
所在地(市区町村)
:
愛知県稲沢市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
市、個人
所有者名
:
稲沢市、個人
管理団体・管理責任者名
:
金堂跡北西隅基壇
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
金堂跡北西隅基壇
講堂跡南端部瓦列
塔跡現状
出土軒丸瓦
写真一覧
金堂跡北西隅基壇
写真一覧
講堂跡南端部瓦列
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塔跡現状
写真一覧
出土軒丸瓦
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詳細解説
尾張国分寺跡は,愛知県西部,稲沢市矢合町(やわせちょう)に所在し,三宅(みやけ)川左岸の標高3.0~3.8mの自然堤防上に立地する古代寺院跡である。 14次に及ぶ発掘調査の結果,金堂,塔,講堂,回廊などの遺構が確認され,金堂,講堂,南門(なんもん)が一直線に並び,塔を回廊の東側に置く伽藍配置を採ることなど,伽藍(がらん)中枢部の規模がほぼ判明した。 『続日本紀(しょくにほんぎ)』によると,尾張国分寺は天平勝宝(てんぴょうしょうほう)元年(749)には,少なくとも着工されており,宝亀(ほうき)6年(775)には,暴風雨により罹災,『日本紀略』元慶(がんぎょう)8年(884)に火災により焼損したことを受けて,愛智郡(あいちぐん)定額寺願興寺(じょうがくじがんごうじ)を国分金光明寺(こくぶんこんこうみょうじ)とするという勅令が出されている。 尾張国分寺跡は伽藍中枢部及び寺域の範囲が判明し,特に金堂・塔などの遺構の残存状況は良好である。また,『続日本紀』などの史料の記載と発掘調査の成果が合致するなど,その変遷(へんせん)を考古学・文献史学の双方から知ることができる。国分寺造営の実態や,古代尾張国(おわりのくに)の政治情勢を示す上でも貴重である。