国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
琴ヶ浜
ふりがな
:
ことがはま
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種別1
:
天然記念物
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
2085088.04 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
特別区分
:
指定年月日
:
2017.10.13(平成29.10.13)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
所在都道府県
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島根県
所在地(市区町村)
:
島根県大田市
保管施設の名称
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所有者種別
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所有者名
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管理団体・管理責任者名
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解説文:
詳細解説
島根県中央部のリアス海岸の湾奥に位置し,清浄な海浜の象徴でもある鳴き砂浜の典型として貴重。主に石英砂で構成されている鳴き砂は,波浪や海底地形の影響を受けて,湾内で繰り返し洗浄・円磨されており,広い範囲で良好に維持されている。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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解説文
島根県中央部のリアス海岸の湾奥に位置し,清浄な海浜の象徴でもある鳴き砂浜の典型として貴重。主に石英砂で構成されている鳴き砂は,波浪や海底地形の影響を受けて,湾内で繰り返し洗浄・円磨されており,広い範囲で良好に維持されている。
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詳細解説
島根県中央部沿岸の大田市仁摩町(にまちょう)馬路(まじ)に位置する琴ヶ浜は、日本有数の鳴き砂浜である。鳴き砂は主に円磨された淘汰の良い石英砂で構成されており、鳴き砂浜を歩くと砂粒子が摩擦して音を発する。琴ヶ浜では、砂浜のほぼ全域に鳴き砂が分布しており、良好に維持されている。地元で鳴き砂は「鳴り砂」と呼ばれて親しまれており、琴ヶ浜が盆踊りなどの年中行事の場となっている。加えて地域住民による保全活動も盛んであり、清掃活動や学習会などの鳴き砂を保全し、その価値を伝える活動が推進されている。 大田市沿岸の海岸線は、標高50~70m前後の丘陵地が直接日本海に接し、複雑に入り組んだリアス海岸である。この中で琴ヶ浜は、延長1.38kmの円弧状の砂浜で、湾口長2.25km、奥行き長1.20kmの湾奥に位置する。湾は西北西方向へ大きく開いているため、冬季に卓越する西北西の季節風やそれによる風波が直接入り込む形状となっている。 琴ヶ浜の陸側には、海岸線と平行に標高10m前後の砂丘が位置し、馬路(まじ)及び神子(かんご)路(じ)の集落が立地している。その内陸側は、標高10~80mの開析された古期扇状地及び古砂丘を経て、馬路(まじ)高山(たかやま)(標高499.4m)及び城(き)上山(がみやま)(標高411m)へと続く。馬路高山は大江(おおえ)高山(たかやま)火山群の一部をなし、小規模ながら急峻なドーム状の形状をしている。河川は、馬路高山を水源とする全長約1.65kmの塩郷(しおごう)川が最長であり、集水域も1.42k㎡と比較的小規模である。そのため、琴ヶ浜の砂の主たる供給源は、石英に富む古砂丘(差海(さしみ)層)と、湾の両端の岬を構成する流紋岩質火砕岩(久利(くり)層)に限られる。 琴ヶ浜が面する湾の海底地形は、湾の開口部付近でも水深20mあまりにしか達しておらず、顕著な遠浅である。そして、波や潮流によって、泥などの細粒成分は湾外へと運び去られ、湾内に細粒砂が卓越するという粒度分別が生じている。また、波浪により石英砂は、水深10m以浅に位置する砕波帯と砂浜の間を往復運動して洗浄・円磨され、砂浜に鳴き砂として安定供給されている。 このように琴ヶ浜は、鳴き砂が広く分布している事が確認され、その形成には砂浜だけでなく海底地形も含む湾の構造や風波が大きく関わっており、鳴き砂を維持する機能を保持していることから、鳴き砂浜の典型として貴重である。