国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
中田横穴
ふりがな
:
なかたよこあな
中田横穴
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
特別区分
:
指定年月日
:
1970.05.11(昭和45.05.11)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
一.貝塚、集落跡、古墳その他この類の遺跡
所在都道府県
:
福島県
所在地(市区町村)
:
いわき市平沼ノ内
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
中田横穴
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
中田横穴
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中田横穴
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中田横穴
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詳細解説
中田横穴は、夏井川河口の南約5キロにあり、太平洋岸に派生する砂質凝灰岩丘陵の北斜面に位置する。横穴は5基が三段に並列しているが、そのうち最下段の1号横穴は、複室形態の装飾壁画をもった横穴である。装飾は後室の三周壁に赤色と白色の三角連続文(一辺約40センチ)を基本形として三段に分けて描かれ、上段は逆正三角形、下二段は正三角形を配している。三角文の多くは、細い線刻で輪郭が施してあり、また赤色三角文は、白色顔料を下地として描かれている部分もある。後室前壁(羨門上部)でも、基本形は三角文であるが、赤色単彩で2本の弧状線の間に鋸歯状文が描かれている。なかでも稀有の例として注目されることは、床面の全体に赤色彩色が認められることである。内部施設は、羨道部に排水溝を設け、各羨門部には閉塞のための造作があるなど、横穴の形態をよく保っている。 出土遺物は玉類・直刀・挂甲片・金環・金銅製雲珠・銅釧・馬鈴・金銅製大馬鈴・鈴杏葉・紡錘車・珠文鏡・銅製容器蓋・須恵器などきわめて豊富である。特異な装飾を有する複室の横穴として稀少な遺跡である。