国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
西禅院庭園
ふりがな
:
さいぜんいんていえん
西禅院庭園
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
近代
年代
:
西暦
:
面積
:
2337.0 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
登録年月日
:
2010.02.22(平成22.02.22)
追加年月日
:
登録基準
:
一.公園、庭園
所在都道府県
:
和歌山県
所在地(市区町村)
:
和歌山県伊都郡高野町大字高野山
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
西禅院庭園
解説文:
詳細解説
高野山西北部の西禅院で昭和26年から28年に重森三玲が造った3つの庭園。滝石組のある池庭、岩盤を露出した流れの庭、茶室や書院に面し立石や蹲居を配した枯山水である。その配石等は興味深く、高野山の庭園文化を知る上でも、造園史上の意義が深い。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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西禅院庭園
西禅院庭園
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西禅院庭園
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西禅院庭園
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解説文
高野山西北部の西禅院で昭和26年から28年に重森三玲が造った3つの庭園。滝石組のある池庭、岩盤を露出した流れの庭、茶室や書院に面し立石や蹲居を配した枯山水である。その配石等は興味深く、高野山の庭園文化を知る上でも、造園史上の意義が深い。
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詳細解説
日本庭園の研究者でもある作庭家の重森三玲(明治29年〈1896〉~昭和50年〈1975〉)は、大正時代から逝去した昭和50年まで、近畿から中国、四国地方の寺社や住宅等において、非常に多くの庭園を造った。日本庭園の伝統的な様式を基礎としながら、立石を多用したり、独創性のある意匠や現代的な材料を組み合わせ、従来にない庭園が創造されている。高野山にも度々訪れ、宿坊を備えた西南院、桜池院、正智院、西禅院、本覚院、光臺院、不動院、福智院において、それぞれ特徴のある庭園を残しており、高野山では重森の多彩な作庭手法や独自の意匠の多くをみることができる。 高野山西北部の谷上に位置する西禅院には重森による3つの庭園がある。西北部の庭園は既存の池庭を昭和27年(1952)に改修したものであり、北部の龍門瀑や池の周辺に立石が多用されており、庭園に面する建物の軒下には色彩豊かな敷石が施されている。北部の庭園は昭和26年のもので、建物と岩盤の山裾に挟まれた狭い空間に、岩盤を露出させて流れとし、石橋を架けている。東北部の庭園は茶室と書院、裏山で囲まれる平坦地に10組の立石と灯籠、蹲踞を巧みに配した枯山水で、昭和28年に造られた。多くの石を立てながら複数の視点場が想定されており、特に茶室から望むと、蹲踞、灯籠、主石、山裾の石組が直線的に並ぶように配置されている。 西禅院の3つの庭園は、立地条件に応じていずれも異なる伝統的日本庭園の様式で作庭された高野山の子院の庭園であり、多彩な庭園を残した重森三玲の作風を示す事例として意義が深いのみならず、東北部の庭園における多数の立石の独特な配置は興味深く、造園文化の発展にも十分に寄与していると考えられる。