世界遺産
 主情報
名称 北海道・北東北の縄文遺跡群
ふりがな ほっかいどう・きたとうほくのじょうもんいせきぐん
構成資産 大平山元遺跡、垣ノ島遺跡、北黄金貝塚、田小屋野貝塚、二ツ森貝塚、三内丸山遺跡、大船遺跡、御所野遺跡、入江貝塚、小牧野遺跡、伊勢堂岱遺跡、大湯環状列石、キウス周堤墓群、大森勝山遺跡、高砂貝塚、亀ヶ岡石器時代遺跡、是川石器時代遺跡
登録基準1
登録基準2
登録基準3 先史時代における農耕を伴わない定住社会及び複雑な精神文化を示している。
登録基準4
登録基準5 定住社会の発展段階や様々な環境変化への適応を示している。
登録基準6
所在都道府県 2県以上
所在地(市区町村) 北海道函館市
北海道千歳市
北海道伊達市
北海道洞爺湖町
青森県青森市
青森県弘前市
青森県八戸市
青森県つがる市
青森県外ヶ浜町
青森県七戸町
秋田県北秋田市
秋田県鹿角市
岩手県一戸町
解説文:
 「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、1万年以上にわたり採集・漁労・狩猟により定住した人々の生活と精神文化を伝える文化遺産です。北海道・青森県・岩手県・秋田県に所在する17の遺跡で構成されています。
 本資産が位置する北海道・北東北では、ブナを中心とする落葉広葉樹の森林が広がり、海洋では暖流と寒流が交わり豊かな漁場が生まれました。 このような自然環境のもと、人々は食料を安定的に得ることができ、今から約 15,000年前に土器を使用し、定住を開始しました。その後、1万年以上の長きにわたって農耕に移行することなく、気候の温暖化や寒冷化などの環境変化にも巧みに適応しながら、採集・漁労・狩猟による定住を継続しました。この間、土偶や環状列石、周堤墓などにみられるように、精緻で複雑な精神文化を育みました。
 このように本資産は、農耕以前の人類の生活や精神文化を伝える貴重な遺産です。
構成資産
  大平山元遺跡
  垣ノ島遺跡
  北黄金貝塚
  田小屋野貝塚
  二ツ森貝塚
  三内丸山遺跡
  大船遺跡
  御所野遺跡
  入江貝塚
  小牧野遺跡
  伊勢堂岱遺跡
  大湯環状列石
  キウス周堤墓群
  大森勝山遺跡
  高砂貝塚
  亀ヶ岡石器時代遺跡
  是川石器時代遺跡